モロコシソウ(サクラソウ科)
海岸近くの神社への林内でモロコシソウの実ができていました(三重県)。和名は中国より渡ってきたものと間違えてつけられたらしいです。茎には稜があります。果実は球形、灰白色です。 Lysimachia sikokiana Miq.
View Articleハチジョウシダモドキ(イノモトソウ科)
林道でハチジョウシダモドキがでていました(三重県)。モドキは外形がハチジョウシダに似ていることによります。ハチジョウシダに比べ軟らかいです。ソーラスは葉縁にできます。 Pteris oshimensis Hieron.
View Articleカンコノキ(ミカンソウ科)
海岸でカンコノキが生えていました(三重県)。よく見ると実がついていました。扁球形で浅い溝があります。幼木の葉は特徴があります。 Glochidion obovatum Siebold et Zucc.
View Articleハスノハカズラ(ツヅラフジ科)
海岸近くの林縁でハスノハカズラの実がついていました(三重県)。葉柄がハスの葉のように盾状につきます。実は球形で赤く熟します。種は馬蹄形です。 Stephania japonica (Thunb.) Miers
View Articleチャセンシダ(チャセンシダ科)
林道沿いの崖からチャセンシダがでていました(兵庫県)。チャセンは根茎から葉がでている様子がお茶を点てるときに使う茶筅ににていることによります。中軸上面の両側に翼がでます。葉軸は紫褐色~黒褐色、艶があります。下面に翼はでません。ソーラスは長楕円形か線形です。Asplenium trichomanes L.
View Articleカラクサシダ(ウラボシ科)
カラクサシダ見ぃつけ!コケの中からカラクサシダがでていました(兵庫県)。カラクサは葉や根茎が這う様子の印象が唐草文様に似ることによると思われます。葉は小型で全体に毛があります。ソーラスは包膜がありません。Pleurosoriopsis makinoi (Maxim. ex Makino) Fomin
View Articleフサザクラ(フサザクラ科)
林道沿いのフサザクラに実がついていました(兵庫県)。花芽はつやのある茶褐色の芽鱗に包まれます。翼果は長い柄で垂れ下がり褐色に熟すと風に飛ばされます。 Euptelea polyandra Siebold et Zucc.polyandraは多雄蕊の
View Articleオオキヨズミシダ(オシダ科)
林道でオオキヨズミシダが生えていました。オオはヒメカナワラビ(キヨスミシダ)より葉が大きいことによります。小羽片の基部が流れて翼になります。ソーラスは小羽片の中肋と辺縁の中間かやや中肋よりにつきます。葉柄の鱗片は褐色、披針形のものと線形のものが混在します。 Polystichum tsus-simense (Hook.) J.Sm. var. mayebarae (Tagawa) Sa.Kurata
View Articleトキワトラノオ(チャセンシダ科)
石垣にトキワトラノオがたくさん生えていました。葉の表面に光沢があります。トキワは常緑で、このシダが冬にも枯れないことによります。最下羽片は縮小します。ソーラスAsplenium pekinense Hance
View Articleサカゲイノデ(オシダ科)
今年の干支にちなんでイノデの仲間を。サカゲイノデは深緑色で少し白っぽく見えます。イノデは春の芽立ちの若葉の様子が猪の手に似ていることの連想によります。サカゲは葉裏の葉軸上の中部から上の鱗片が下向き(逆毛)につくことによります。ソーラスは小羽片の中肋と辺縁のの中間かやや中肋よりにつきます。鱗片は下向きに軸に圧着してつきます。Polystichum retrosopaleaceum (Kodama)...
View Articleツヤナシイノデ(オシダ科)
サカゲイノデに似たツヤナシイノデ。ツヤナシは葉の表面に光沢がないことに因ります。サイゴクイノデの方が、より光沢がありませんが、このシダに対しツヤナシイノデという名前が先につけられましたと教えていただきました。中軸の鱗片は暴れます。卵形~広卵形で大きく上向き、または斜め上向きにつきます。Polystichum ovatopaleaceum (Kodama) Sa.Kuratapolystichumは多列の
View Articleイノデ(オシダ科)
イノデは深緑色~黄緑色でつやがあります。葉身は幅が広く、ソーラスは中間生です。イノデは春の芽立ちの若葉の様子が猪の手に似ていることの連想によります。葉柄基部の鱗片は、茶褐色~褐色で幅が広く、ふちは不規則な鋸歯があります。Polystichum polyblepharon (Roem. ex Kunze) C.Preslpolystichum 多列の
View Articleソシンロウバイ(ロウバイ科)
近所のお宅のソシンロウバイがきれいです。とてもいい香がします。中国原産。花被片多数。ロウバイより花が大きく内側の花被片が黄色です。雄しべ5-6。 Chimonanthus praecox (L.) Link f. concolor (Makino) MakinoChimonanthus cheimon(冬)+anthos(花 praecox 早咲きの concolor 同色の
View Articleニオイスミレ(スミレ科)
近所の石垣でニオイスミレが咲いていました。ヨーロッパ西部から西アジア原産。外来種のなかで古くから栽培されています。英名はSweet Violet。花は濃い紫色できれいです。側弁に毛が少しあります。距は太短いです。葉はほぼ円形です。 Viola odorata L.Viola スミレ属。本属の植物の古ラテン名を属名にした。odorata 芳香あるL. Carolus...
View Articleマサキ(ニシキギ科)
庭のマサキにたくさん実がついていました。11月~1月に紅色に熟し4裂します。種子は橙赤色の仮種皮に包まれぶらさがります。種子 Euonymus japonicus Thunb.Euonymus ニシキギ属。 eu(良い)+onoma(名)
View Articleハマビワ(クスノキ科)
植物園でハマビワに可愛い実がついていました。雌雄別株。長さ1.5cmほどの楕円形です。基部は杯状にふくらんだ果床に包まれます。緑色のまま冬を越し、翌年の春から初夏にかけて灰紫色に熟します。 Litsea japonica (Thunb.) Juss.
View Articleマメカミツレ(キク科)
公園でマメカミツレがでていました。オーストラリア原産。葉は2回羽状に深裂。 Cotula australis (Sieber ex Spreng.) Hook.f.
View Articleカリアンドラ・ハエマトケファラ(ノウゼンカズラ科)
咲くやこの花館でカリアンドラ・ハエマトケファラが咲いていました。ボリビア原産。オオベニゴウカン。カリアンドラとはギリシア語で「美しい雄しべ」という意味で世界に約200種類あります。化粧パフのような半球形の花は雄しべの集合体です。英語では「パウダーパフ」と呼ばれます。 Calliandra haematocephala Hassk.
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