メタカラコウ(キク科)
湿地でメタカラコウがたくさんでていました(福井県)。頭花は舌状花が1~3個。葉身はやや三角形で基部の両端は細く尖ります。 Ligularia stenocephala (Maxim.) Matsum. et Koidz.Ligularia はligula(舌) stenocephalaのsteno-は細い
View Articleクルマバハグマ(キク科)
山道沿いにクルマバハグマが生えていました(福井県)。葉が輪生状で特徴があります。葉は無柄で基部はくさび形です。 Pertya rigidula (Miq.) Makino
View Articleウコン(ショウガ科)
植物園でウコンの花が咲いていました。インド原産。熱帯アジア各地に植栽、または野生化しています。地下茎は黄色です。花序下部の包葉の腋に黄色い花がつきます。 Curcuma longa L.
View Articleアメリカカンボク(レンプクソウ科)
植物園でアメリカカンボクの実が赤く色づいてきていました。アメリカ北部原産。葉は広卵形で三浅裂します。 Viburnum trilobum Marshall
View Articleツチアケビ(ラン科)
山道でツチアケビの赤い実がたくさんぶら下がっていました(宝塚)。果実は紅色でバナナ状、肉質、下垂します。和名はこの形をアケビの実とみたてたものです。 Cyrtosia septentrionalis (Rchb.f.) Garayseptentrionalis 北の
View Articleヤマコウバシ(クスノキ科)
ヤマコウバシの実がついていました(交野)。別名モチギ、ヤマコショウ。雌雄別株ですが雌株しかなく、雄株なしで結実するそうです。液果。球形。10~11月に黒く熟します。Lindera glauca (Siebold et Zucc.) BlumeLindera クロモジ属。スウェーデンのJ.LInder(1676-1723)への献名 glauca 帯白色の
View Articleメハジキ(シソ科)
庭でメハジキの花が咲いていました。花冠は2唇形。下唇は3裂します。雄しべ4で2本は長いです。雌しべ1。萼裂片は先が鋭く細くなります。近くでメハジキのロゼットが元気に生長しています。Leonurus japonicus Houtt.Leonurus メハジキ属。leon(ライオン)+oura(尾)
View Articleカラスビシャク(サトイモ科)
道端でカラスビシャクの花序がでていました(交野)。花序の付属体は長く糸状にのび、仏炎苞の外にでて直立します。よく見ると葉があちこちにでていました。葉は3小葉からなります。 Pinellia ternata (Thunb.) Breitenb.Pinellia ハンゲ属。 イタリアのG.V.Pinelli (1535-1601)への献名。 ternata 3出の
View Articleミズヒキ(タデ科)
山道でミズヒキが咲いていました。花被(がく)は深く4裂、雄しべ5、雌しべ1。花柱2本は果時まで残って花被の外に長く突き出します。Persicaria filiformis (Thunb.) Nakai ex W.T.Lee
View Articleカリガネソウ(クマツヅラ科)
今庭のあちこちでカリガネソウの花が咲いています。独特の香がします。花冠は紫色。長さ1cmほどの筒部があり、先は5裂。下方の1片は大きく、内面に紫色の斑点がちらばります。雄しべ4、雌しべ1、柱頭2裂。雄しべ雌しべは飛び出して弓形に曲がります。蕾は丸っこくて可愛いです。Caryopteris divaricata Maxim.Caryopteris karyon(クルミ)+pteron(翼)...
View Articleイヌケホシダ(ヒメシダ科)
近所でイヌケホシダがでていました。石垣や溝でも元気に生長しています。イヌは外見がケホシダに似ていることに因ります。葉質は明るい緑色~淡黄緑色で両面ともやや密に毛があります。触るとふわざらっとしています。葉身は広披針形、中央部が広く、しだいに狭くなります。側脈は1ー2対網状に結合します。ソーラスは裂片の辺縁と中肋の中間につき、包膜は円腎形で密に毛があります。Thelypteris dentata...
View Articleイノモトソウ(イノモトソウ科)
近所の石垣のすき間からイノモトソウがでていました。イノモトは井戸の周りに生育することが多いと認識されたことによります。葉軸に翼があります。葉は2形あります。胞子葉葉縁に長いソーラスをつけます。栄養葉 Pteris multifida Poir.
View Articleホウライシダ(ホウライシダ科)
近所の溝にホウライシダがでていました。ホウライは台湾の別称である蓬莱島で認識されたことによります。小羽片は扇形、葉柄は黒褐色で艶があります。小羽片は数個の裂片にわかれます。ソーラスは裂片の先の葉がそりかえってできた包膜につつまれます。Adiantum capillus-veneris L.
View Articleシノブカグマ(オシダ科)
山道にシノブカグマがでていました(岡山)。シノブは葉身がシノブににていることによります。ソーラスは葉の上部からつきはじめます。葉柄下部には茶褐色のやや幅広い鱗片が多いです。中軸の鱗片は黒いです。 Arachniodes mutica (Franch. et Sav.) Ohwi
View Articleヤマボウシ(ミズキ科)
ヤマボウシの葉も実も赤く色づいてきれいです(岡山)。集合果は球形で赤く熟します。核が1~5個はいっています。Benthamidia japonica (Siebold et Zucc.) H.Hara
View Articleヤマグルマ(ヤマグルマ科)
川岸のヤマグルマに実がついていました(三重県)。ヤマグルマ科は道管を持たず仮道管だけで水分を運ぶ無道管被子植物として知られています。果実は袋果が5~10個集まったものです。角のようにつきでているのは花柱の残骸です。成熟すると裂開します。 Trochodendron aralioides Siebold et Zucc.Trochodendron...
View Articleシシラン(イノモトソウ科)
岩場でシシランがでていました(三重県)。シシランは根茎から葉がでている様子が獅子のたてがみに似ているからとの説があります。葉軸は裏面に著しくとびでて表面は1本の溝となります。ソーラスは葉の裏のふちの溝につきます。 Haplopteris flexuosa (Fée) E.H.Cranehaplo- 単、一回flexuosa 波状の
View Articleアミシダ(ヒメシダ科)
崖からアミシダがでていました(三重県)。ワーイ!アミは脈が網状になることによります。葉脈は網状に結合、網目の中に不規則な遊離脈があります。 Thelypteris griffithii (Hook.f. et Thomson) C.F.Reed var. wilfordii (Hook.)
View Article