アマナ(ユリ科)
土手でアマナの花がたくさん咲いていました(八幡)。もう遅いかと思いましたが、今年は寒かったからかまだお花が咲いていました。葉は線形で白緑色。花は1個つけます。花茎は途中に2個か3個の包葉をつけます。花被片は白色で暗紫色のすじがあります。雄しべ6、雌しべ1。 Amana edulis (Miq.) Honda
View Articleミヤマノコギリシダ(メシダ科)
植物園の谷でミヤマノコギリシダがでていました。形の変化が多いです。ミヤマは山地に生育することによります。羽片は浅〜深裂し、基部には耳垂がありません。ソーラスは線形です。 Diplazium mettenianum (Miq.) C.Chr.
View Articleキノクニベニシダ(オシダ科)
植物園のキノクニベニシダの芽立ちを見に行きました。キノクニは発見地が紀州であることによります。羽片は中軸にほぼ直角につきます。下向き第一小羽片はベニシダほど小さくならず中裂します。芽立ちは赤軸です。 Dryopteris kinokuniensis Sa.Kurata
View Articleヒメイカリソウ(メギ科)
植物園でヒメイカリソウが咲いていました。バイカイカリソウとイカリソウの自然交配種とされています。葉は2出3葉です。花弁4、距があります。 Epimedium trifoliatobinatum (Koidz.) Koidz.
View Articleコバノミツバツツジ(ツツジ科)
植物園でコバノミツバツツジがきれいです。 花冠は漏斗形、雄しべ10(7〜12)花糸は無毛、花柱無毛、子房には白色の長毛が密生します。 Rhododendron reticulatum D.Don ex G.Don
View Articleヒメスミレ(スミレ科)
植物園でヒメスミレが咲いていました。花は1cmくらい。葉身の基部は浅いハート形にくぼみ、両側が左右にはりだします。葉柄にひれがありません。家の近所で見るヒメスミレはひれがあり、花もそんなに小さくありません。これが正真正銘のヒメスミレだと納得しました。 Viola inconspicua Blume subsp. nagasakiensis (W.Becker) J.C.Wang et T.C.Huang
View Articleノミノハゴロモグサ(バラ科)
河川敷の駐車場で以前ノミノハゴロモグサを教えていただきました。どんな状態か見に行きました。元気に増えていました。別名イワムシロ。ヨーロッパ〜西アジア原産。葉は掌状に3深裂します。花弁のない黄緑色の小さい花をつけます。ちょうどお花が咲いていました。がく片4、雄しべ1、雌しべ1。 Alchemilla arvensis (L.) Scop.
View Articleハラン(クサスギカズラ科)
植物園でハランの花が咲いていましたと教えていただきました。家のハランの花を探してみました。花と緑色の果実がでていました。花は広いわん状、花被片8、はじめ緑色、後に紫褐色になります。 果実を切ってみると種が4個はいっていました。 Aspidistra elatior Blume
View Articleオオムラサキ(ツツジ科)
家のオオムラサキがきれいに咲いています。大型のヒラドツツジの仲間。花冠は5裂、雄しべ10個、花糸には毛があります。花柱は無毛、子房には白い長毛が密生します。 花の下に見えてる葉は、夏から秋に出る夏葉で、越冬し小型です。閉鎖花も割とありますよと教えてもらいました。 Rhododendron x pulchrum Sweet 'Oomurasaki'
View Articleモチツツジ(ツツジ科)
園地の管理道でモチツツジが咲いていました。 花冠は5〜6cm。上側の裂片には深紅色の斑点があります。雄しべ5、花糸の下半部には腺毛があります。花柱は無毛、子房には腺毛が密生します。がくと花柄には開出する腺毛が密生して粘ります。 Rhododendron macrosepalum Maxim.
View Articleアオハダ(モチノキ科)
植物園でアオハダの雌花が咲いていました。小さな目立たないお花です。雌雄別株。短枝の先に緑白色の花を束生します。雌花には退化した雄しべがあります。花弁と萼片は4~5。雄しべ4~5。 Ilex macropoda Miq.
View Articleオクノカンスゲ(カヤツリグサ科)
家のオクノカンスゲがドクダミと混生して元気です。基部の鞘は黒紫色できれいです。 頂小穂は雄性で棍棒状で、この濃い色がおしゃれです。側小穂は雌性2〜4個です。雌鱗片は果胞より長いです。 Carex foliosissima F.Schmidt var. foliosissima
View Articleナガミヒナゲシ(ケシ科)
ナガミヒナゲシの切り口から黄色い汁のでるのと白い汁のでるのがあると聞きました。家の近所のナガミヒナゲシを見ると白い汁がでました。花弁4は重なっていました。雌しべは花柱がなく、柱頭は4~8本の筋状です。果実が熟すと上の円盤との間にすき間ができて、そこから種がこぼれます。 種 Papaver dubium L.
View Articleアメリカフウロ(フウロソウ科)
庭のアメリカフウロが実になっていました。よく見ると黒い種もついていました。果実の中央には、花柱が残っています。果実の基部には5個種子があります。果実は熟すと果皮がたてに裂け、裂片はそれぞれ1種子を巻き上げて種子をはじきとばします。 Geranium carolinianum L.
View Articleアメリカフウロ(フウロソウ科)
アメリカフウロの種が熟していく様子がおもしろいです。花柱が伸びだしてきます。つんとしっかりでてきました。ガクは緑色です。 種が黒くなってくるとガクも赤くなり目立ってきます。種がガクから浮き上がってきます。よく見ると巻き上がってきている種がありました。種を飛ばすころにはガクは黒くなっています。 Geranium carolinianum L.
View Articleアメリカフウロ(フウロソウ科)
アメリカフウロの放射線状に伸びていく姿がきれいです。よく見ると、茎の先端に花をつけると成長がとまり、脇芽がのびてまた花をつけます。これを繰り返し成長していきます。このように側軸が発達し側軸があたかも主軸のようになる分枝様式を仮軸分枝といいます。 Geranium carolinianum L.
View Articleアワブキ(アワブキ科)
植物園でアワブキの花が咲いていました。とってもいい香りがします。花弁は5個、外側の3個は広卵形、内側の2個は線形。雄しべ5、1~2が完全雄しべ、残りは退化して仮雄しべになっています。 Meliosma myriantha Siebold et Zucc.
View Articleナナミノキ(モチノキ科)
里山でナナミノキの花が咲いていました。淡紫色の可愛いお花です。雌雄別株。花弁4~5。がく片4~5。雄花には完全な雄しべ4~5と退化した小さな雌しべがあります。 Ilex chinensis Sims
View Articleリュウキュウハゼ(ウルシ科)
団地の公園でとってもいい香りがしました。見てみるとリュウキュウハゼの花が咲いていました。雌雄別株。黄緑色の小さな花を多数つけます。花弁5個でそり返ります。雄しべ5。 Toxicodendron succedaneum (L.) Kuntze
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