ハマクサギ(クマツヅラ科)
植物園でハマクサギの花が咲いていました。花冠は筒状で、上部は4裂して唇形になります。上側の裂片1は幅広く、下側は3裂します。雄しべ4、雌しべ1。 Premna microphylla Turcz.
View Articleセンダン(センダン科)
河川敷でいい香りがしていました。見るとセンダンの淡紫色の花が満開でした。花弁5、雄しべ10、紫色の花糸が合着して雄しべ筒を作ります。内側に黄色の葯をつけます。雌しべ1、花柱は円柱状で、柱頭は丸いです。がく片5。 Melia azedarach L. Meliaセンダン属。 Fraxinus(トネリコ属)のギリシア名。
View Articleホワイトレースフラワー(セリ科)
近所でホワイトレースフラワーがきれいに咲いていました。地中海地方原産。別名オルラヤ・グランディフローラ、ハナカザリゼリ。外側の花弁は深く2裂します。 果実は2分果、白色の刺が密生します。 Orlaya grandiflora (L.) Hoffm.
View Articleインヨウチク(イネ科インヨウチク属)
植物園のタケササ園でインヨウチクが植わってました。島根県比婆山に自生します。ササ属とマダケ属の交雑ということです。脱落しないで残っている稈鞘が目立ちます。ちょっとおしゃれな感じです。葉は大型です。 これは稈鞘でわかると後は何もみていませんでしたが、肩毛が開出しているのも目立っていました。 Hibanobambusa tranquillans (Koidz.) Maruy. et H.Okamura
View Articleミアケザサ(イネ科ササ属アマギザサ節)
近くの山のササのお名前は何かとずっと思っていました。ミアケザサと教えていただきました。アマギザザ節のササは香りに特徴があるそうです。内鞘的分枝。内鞘的分枝とは稈の分枝にあたり、枝は母稈の稈梢に包まれるように分枝し成長します。 葉舌 肩毛 Sasa sayekiensis Koidz.
View Articleチマキザサ(イネ科ササ属チマキザサ節)
植物園でチマキザサを教えていただきました。樺太、千島、北海道、本州の日本海側に分布します。近くで見れるのはありがたいです。 内鞘的 節 葉舌 分枝様式が内鞘的、分枝が各節、節が膨らみます。節間に白色のワックス分泌顕著です。ということでチマキザサ節になります。 チマキザサ節の中で葉裏、稈梢、葉鞘に毛が無しということでチマキザサになります。一人でわかるでしょうか(^^;) Sasa...
View Articleクリオザサ(イネ科アズマザサ属)
植物園でクリオザサを教えていただきました。基準産地は屋久島栗生(くりお)です。アズマザサ属はササ属とメダケ属の雑種ということです。クリオザサには異名が多いということです。分枝様式は移譲的と外鞘的が混ざっています。稈の分枝に先立ち、もしくは分枝とともに母稈の稈梢が開きだし枝をぴっちり包むように母稈を離れるのを移譲的分枝様式といいます。枝が母稈の稈梢を突き破ってでるのを外鞘的分枝様式といいます。節はふく...
View Articleアナベル(アジサイ科)
京都の植物園でアナベルが咲いていました。最近近所でこの花をよく見かけます。あまり大きくならないので好まれているようです。花は緑色から白色に変わります。 装飾花の間から両性花が見えます。 Hydrangea arborescens 'Annabelle'
View Articleオオゲジゲジシダ(ヒメシダ科)
管理道沿いに大きいゲジゲジシダが生えていました。少し水のしみ出るようなところでした。オオゲジゲジシダに納得です。葉脈は葉縁に達しません。 Phegopteris koreana B.Y.Sun et C.H.Kim
View Articleヤブカンゾウ(ワスレグサ科)
路傍にヤブカンゾウの花が咲いていました。葉は根元に集まって出て、幅が広いです。ylistで見るとワスレグサ科になっていました。 花はだいだい色、八重咲でよく見ると雄蕊が花弁化していました。結実しません。 Hemerocallis fulva L. var. kwanso Regel
View Articleニガクサ(シソ科)
林道でニガクサの花が咲いていました(交野市)。 唇形花です。上唇は深く2裂し、下唇は3裂中央裂片が大きく垂れ下がります。上唇裂片は下唇の側裂片にくっついているので、下唇が5裂しているように見えます。雄しべ、雌しべは上唇の裂け目から外につきでています。萼には短毛があります。 Teucrium japonicum Houtt.Teucriumニガクサ属。ギリシアの植物名に由来
View Articleケアクシバ(ツツジ科)
林縁でケアクシバの花が咲いていました。花冠は深く4裂し、開花すると裂片は反り返ります。雄しべ8、うち4個は退化します。花柱は葯の間から外へつきでます。 枝は平たくて毛があります。 Vaccinium japonicum Miq. var. ciliare Matsum. ex Komatsu ciliare 縁毛のある
View Articleヤダケ(イネ科ヤダケ属)
神社の林縁でヤダケがたくさんでていました。内鞘的分枝様式で中部以上で分枝します。稈は直立します。稈梢は節間をおおいます。葉を触るととっても硬いです。 節の上部は斜めになります。葉舌は高い山型です。 Pseudosasa japonica (Siebold et Zucc.) Makino ex Nakai
View Articleオグルマ(キク科)
植物園でオグルマが咲いていました。舌状花は数が多く舌片の先には3個の歯があります。 Inula britannica L. subsp. japonica (Thunb.) Kitam.
View Articleナツフジ(マメ科)
路傍でナツフジが咲いていました。基部から先に向かって順に開花します。 葉は奇数羽状複葉です。托葉は針形で宿存します。 Millettia japonica (Siebold et Zucc.) A.GrayMillettia ナツフジ属。 J.A.Milett(18c)への献名
View Articleバアソブ(キキョウ科)
植物園でバアソブが咲いていました。ツルニンジンに比べてひとまわり小さいです。全体に白い毛が散生します。塊根は短く球形です。花は鐘形、花冠の内側の上部は紫色です。 Codonopsis ussuriensis (Rupr. et Maxim.) Hemsl. Codonopsis ツルニンジン属 codon(鐘)+opsis(~に似た)
View Articleクマヤナギ(クロウメモドキ科)
クマヤナギの花が咲いていましたと教えていただきました。クマヤナギのお花初めて見ました。黄緑色の3㎜くらいの小さな花を多数つけます。花序の軸は無毛です。花弁がく片5、がく片は長三角形、花弁はがく片より短いです。 Berchemia racemosa Siebold et Zucc. Berchemia クマヤナギ属。18世紀のオランダの植物学者B.von Berchem...
View Articleスズダケ(イネ科スズダケ属)
園地のスズダケを教えてもらいました。分枝に先立ち、もしくは分枝とともに母稈の稈梢が開きだし枝を包むように母稈を離れる移譲的分枝様式(赤い矢印)です。 1枝に2~3枚の葉をつけます。稈梢は節間より長く、毛があります。 Sasamorpha borealis (Hack.) Nakai
View Articleミヤマクマザサ(イネ科ササ属アマギザサ節)
ミヤマクマザサを教えていただきました。谷にたくさん生えていました。葉の長さに対し幅が広くぼてっとした感じです。 図鑑には内鞘的分枝と書いてありますが、ここのはほとんど外鞘的分枝でした。外鞘的分枝は枝が母稈の稈梢を突き破ってでます。葉裏に毛があります。 Sasa hayatae Makino
View Articleトウチク(イネ科トウチク属)
林縁でトウチクがたくさんでていました。上方の葉を見るとこんもりした感じでついています。節間が長いです。 枝は3~7本でます。普通3本。浅い芽溝がありますが節間の真ん中あたりまでしかありません。肩毛は長く、ほぼ直立または開出します。 Sinobambusa tootsik (Makino) Makino ex Nakai
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