ハクウンボク(エゴノキ科)
植物園でハクウンボクの花が離れていても目立っていました。花冠は5深裂します。雄しべ10、雌しべ1。 Styrax obassia Siebold et Zucc.Styraxエゴノキ属。storax(安息香)に由来するギリシアの植物名から
View Articleシャク(セリ科)
林道にシャクの花がきれいに咲いていました。葉は2回3出複葉で、小葉は細かく切れ込みます。 花弁5、周囲の花は外側の2花弁が大きく、内側の花は5花弁が同形です。果実は基部が太く、先に向けて細くなります。 Anthriscus sylvestris (L.) Hoffm. subsp. sylvestris
View Articleツルカノコソウ(スイカズラ科)
林道でツルカノコソウの花が終わりかけていました(奈良県)果実は羽状にわかれた冠毛をもちきれいです。 葉は対生、根元からランナーをのばし、その先に根と芽をつけてふえます。 Valeriana flaccidissima Maxim.
View Articleハナヒリノキ(ツツジ科)
山道でハナヒリノキに花がついていました(三重県)。葉は先端がとがりふちには内側へ曲がる細かな鋸歯があります。脈は裏面に突出します。 総状花序をだし淡緑色の花をつけます。 Eubotryoides grayana (Maxim.) H.Hara var. grayana
View Articleヒメノキシノブ(ウラボシ科)
川のそばの岩にヒメノキシノブがついていました。ヒメはノキシノブに比べて葉の長さが短いことによります。根茎は長くはい、葉は小形で、葉先は鈍頭から鋭頭です。 ソーラス Lepisorus onoei (Franch. et Sav.) Ching
View Articleシラキ(トウダイグサ科)
路傍でシラキに蕾がついていました(三重県)。枝先に総状花序をだします。花序の上部には雄花が多数つき、基部には雌花が0~数個つきます。 Neoshirakia japonica (Siebold et Zucc.) Esser
View Articleヒスイラン(パイナップル科)
私市植物園に行くとプヤ・アルペストリス(ヒスイラン)が咲いていました(6月16日)。原産地南米チリ。南米アンデス山脈の3000m級の高地に育ち高くのびた花序にはとげがついたような枝が分枝し、この枝に花が集まって咲きます。 雄しべ6、雌しべ1。翡翠色の花弁にオレンジ色の約が目立っています。花弁の色も独特です。 Puya alpestrisalpestris 亜高山帯の
View Articleオオクジャクシダ(オシダ科)
オオクジャクシダが林道沿いに生えていました(滋賀県)。オオは葉が大きい、クジャクシダはイワヘゴ類を指したもので大きい葉のイワヘゴ類という意味です。葉は艶があります。脈は表面で強くくぼみます。 葉柄下部の鱗片は褐色で膜質です。下部の羽辺は最長片の1/2以下まで短縮します。ソーラスは辺縁よりにつきます。 Dryopteris dickinsii (Franch. et Sav.) C.Chr.
View Articleイワヘゴ(オシダ科)
林内にイワヘゴがでていました。この和名は松村任三が宮崎県霧島地方で耳にされた方言に因ります(シダの和名辞典)。 葉柄と葉軸には黒色から褐色の鱗片がおおいです。ソーラスは羽軸よりにつきます。 Dryopteris cycadina (Franch. et Sav.) C.Chr.
View Articleヤマホタルブクロ(キキョウ科)
林縁でヤマホタルブクロの花が咲いていました。 ガクの裂片は幅が広く、間にはふくらみがあるだけでそり返る小裂片がありません。 Campanula punctata Lam. var. hondoensis (Kitam.) Ohwi
View Articleハブランサス チェリーピンク(ヒガンバナ科)
近所でハブランサスの花が咲いていました。横向きから斜上します。花被片6,雄しべは6,大きさは不均等です。長い花糸と短い花糸があります。葯は曲がっています。
View Articleヤマアジサイ(アジサイ科)
林縁でヤマアジサイが咲いていました。両性花のまわりを装飾花が取り囲みます。両性花の花弁は5、雄しべ10。装飾花の萼片は3~4。 葉裏の脈上と脈腋に短い縮毛があります。 Hydrangea serrata (Thunb.) Ser. var. serrata
View Articleオカトラノオ(サクラソウ科)
林道沿いでオカトラノオが咲いていました。日本名は花穂を虎の尾と見立てたものです。花序の上部は垂れるものが多いです。がく、花冠5裂、雄しべ5、雌しべ1。 Lysimachia clethroides Duby
View Articleハナイカダ(ミズキ科)
谷沿いの道でハナイカダに実がついていました(交野市)。雌雄別株。近くでよく見るとほとんど虫こぶのようでした。虫えい図鑑によるとハナイカダミフクレフシのようです。 Helwingia japonica (Thunb.) F.Dietr.
View Articleシンテッポウユリ(ユリ科)
近所でシンテッポウユリが咲いていました。タカサゴユリとテッポウユリの交雑種ということです。今まで近所でよく見ていたのは細い葉が密につき花には紫色の筋が入っていました。こういう白色のは近所では初めて見ました。 Lilium x formolongo Hort.
View Articleサガリバナ(サガリバナ科)
暑さが少しましになったので久しぶりに植物園に行きました。なんとサガリバナに総状花序がついていました!!花は夜間に開き芳香を放ちます。花弁は白または淡紅色で4枚、雄しべ多数。1つ1つの花は一夜限りと短命で、開花翌日の午前には雌しべを残して散ります。下の方に蕾が残っていました。お花をみたいものです。アフリカ、インド、マレー半島や太平洋諸島、日本では石垣島以南に見られます。...
View Articleヒョウタン(ウリ科)
近所の空き地でウリ科の白い花が咲いていました。この花は何かしらと思っていると実ができていました。ヒョウタンでした!! Lagenaria siceraria (Molina) Standl. var. siceraria
View Articleヒョウタン(ウリ科)
ヒョウタンの花をよく見ると雌雄同株です。雌花の花冠をちょっと広げてみると黄色い柱頭が見えます。子房もひょうたん型にふくれています。 雄花 Lagenaria siceraria (Molina) Standl. var. siceraria
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