クコ(ナス科)
河川敷でクコの実が赤く熟していました。クコは漢名の枸杞の音読み。果実は果実酒にします。乾燥した果実は強壮、解熱に使われます。 果実は液果です。果実には扁平な種子が10~20個入っています。 Lycium chinense Mill.
View Articleミドリヒメワラビ(ヒメシダ科)
林道でミドリヒメワラビがでていました。ミドリは葉面が美しい緑色をしていることによります。 小羽辺に柄があります。裂辺は羽軸に平行っぽくつきます。 Thelypteris viridifrons Tagawa
View Articleヒロハフウリンホオズキ(ナス科)
河川敷でヒロハフウリンホオズキの実ができていました。ホオズキ状のガクに包まれます。センナリホオズキかと思いましたが見てみると毛が少なく、ガクの脈が紫褐色を帯びるのでヒロハフウリンホオズキということに。熱帯アメリカ原産。 ガクの中を見てみると球形の果実が Physalis angulata L. var. angulata
View Articleフジバカマ(キク科)
林道でフジバカマが咲いていました。小花は白色、わずかに紅紫色に染まります。花柱は深く2裂します。 葉は対生、下方のものはふつう深く3裂します。葉の両面ともに腺点がありません。 Eupatorium japonicum Thunb.
View Articleセンブリ(リンドウ科)
林道脇でセンブリが咲いていました。葉は対生で細いです。 花冠は深く5裂。雄しべ5、めしべ1。花冠の基部附近に2つずつ楕円形淡緑色の蜜腺があり、まわりに毛が生えています。 Swertia japonica (Schult.) MakinoSwertiaはオランダの E.Swert(1552生)への献名
View Articleシャクチリソバ(タデ科)
河川敷でシャクチリソバの花が咲いていました。葉は三角形、下面脈状にかたい短毛があります。 花被は白色、雄しべ8、雌しべ1、花柱3。ルーペで見ると黄色い蜜腺8が見えます。蜜が甘そうです。 Fagopyrum dibotrys (D.Don) H.Hara Fagopyrum ソバ属。Fagus(ブナ属)+pyros(穀物)
View Articleヒカゲワラビ(イワデンダ科)
スギの薄暗い林内にヒカゲワラビが生えていました。ヒカゲは生育地が日陰ということに因ります。裂辺が細くきれいな感じです。 裂片は両側ほぼ平行、こみあってつきます。ソーラスの下端は中肋に接します。 Diplazium chinense (Baker) C.Chr.
View Articleイヌホオズキ(ナス科)
河川敷でイヌホオズキの花が咲いていました。花は白色、花冠は5裂し裂片の幅は広いです。雄しべ5、雌しべ1、葯は先に穴があいて花粉をはきます。 果実は球形、紫黒色に熟します。果軸に散らばってつきます。 Solanum nigrum L.Solanum ナス属。soamen(安静)nigrum 黒い
View Articleツルコウゾ(クワ科)
河川敷で植栽のツルコウゾが元気に伸びていました。葉は薄くてざらざらしています。先端は尾状にとがります。 Broussonetia kaempferi Siebold
View Articleムクノキ(ニレ科)
河川堤でムクノキにたくさん実がついていました。核果。球形、先端には花柱が、基部には花被が残存します。紫黒色から黒色に熟します。果肉はおいしいです。 核は先端に白い種枕があります。石っぽい舌触りです。 Aphananthe aspera (Thunb.) Planch. Aphananthe ムクノキ属。a(非)+phanes(顕著)+anthos(花)asoera ざらざらした
View Articleギンドロ(ヤナギ科)
河川敷にギンドロが大きくなっています。幼木もたくさんでています。別名ウラジロハコヤナギ。ヨーロッパ、西アジア原産。 葉は掌状に3~5裂します。葉裏が銀白色の綿毛におおわれます。葉柄は扁平ではありません。 Populus alba L.
View Articleマルバノキ(マンサク科)
植物園でマルバノキが紅葉していました。よく見るとお花もたくさんついています。暗紅紫色の花を背中合わせに2個つけます。花弁5。 葉は卵円形~卵心形、基部はハート型です。 Disanthus cercidifolius Maxim.
View Articleシナサワグルミ(クルミ科)
河川敷でシナサワグルミの実がついていました。果穂は20~30cm。堅果は花被に包まれ翼がつきます。葉痕は腎形~ハート形、維管束痕は3か所。 冬芽は裸芽で柄があり、褐色の短毛が密生します。側芽は葉痕から少し離れてつきます。 Pterocarya stenoptera C.DC.
View Articleアリドオシ(アカネ科)
谷道でアリドオシの赤い実がついていました。先に尖った萼片が残ります。 核 Damnacanthus indicus C.F.Gaertn. var. indicus
View Articleアマクサシダ(イノモトソウ科)
川沿いの道でアマクサシダがでていました。アマクサは熊本県天草でこのシダが発見されたことによります。きれいなシダです。 ソーラスは葉縁に沿ってつきます。 Pteris dispar Kunze
View Articleフユザクラ(バラ科)
植物園でフユザクラが咲いていますよと教えていただきました。別名コバザクラ。片親がマメザクラ、もう一方の親はヤマザクラとする説とサトザクラとする説があります。お花が小さくてかわいいです。冬と春の年2回開花します。 冬の花はほとんど花柄がなく、小花柄も短いです。 Cerasus parvifolia (Matsum.) H.Ohba
View Articleブーゲンビリア(オシロイバナ科)
奄美旅行中の知人からブーゲンビリアの写真が送られてきました。懐かしくなって以前撮ったブーゲンビリアを探してみました。別名イカダカズラ。南アメリカ、中央アメリカ原産。 カラフルな花弁のように見えるのは苞です。実際の花は、苞の中にある白く小さな花柱のように見えるものです。 Bougainvillea spectabilis Willd.
View Articleホルトノキ(ホルトノキ科)
海岸の公園でホルトノキに実がついていました(和歌山)。紅葉した葉が少しついています。平賀源内が紀州で本種を見てオリーブと勘違いしたことからホルトノキ(ポルトガルの木)と呼ばれるようになったということです。葉裏の脈腋に膜質の付属物があります。 ) 果実は楕円形、黒紫色に熟します。下を見ると熟した果実が落ちていました。核の表面にはしわがあります。 Elaeocarpus...
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