オオタニワタリ(チャセンシダ科)
公園でオオタニワタリがでていました。(白浜)寒くても元気です。オオは葉が大きく、タニワタリは樹幹に生育する様子が谷を渡っていく印象を持つことによります。 ソーラスは中肋から葉縁近くまで伸び2/3長以上になります。中肋は丸いです。幼苗もたくさんついていました。 Asplenium antiquum Makinoantiquum 古い
View Articleヤドリフカノキ(ウコギ科)
公園でヤドリフカノキの名札がついていました(白浜)。中国、台湾原産。別名ホンコンカポック。日当たりが良くないからかあまり濃さを感じられません。 葉は掌状複葉、小葉は7~10個。 Heptapleurum arboricola Hayata
View Articleミヤマノコギリシダ(イワデンダ科)
自然観察路にミヤマノコギリシダが生えていました(滋賀県)。ミヤマは山地に生育することによります。羽片はやや厚い洋紙質で、浅~深裂し、基部に耳垂がありません。下部の側羽片は有柄です。 ソーラスは裂片の中肋から辺縁にかけて伸びます。 Diplazium mettenianum (Miq.) C.Chr.
View Articleヤマザクラ(バラ科)
団地の公園で、ヤマザクラがさいていました。花は葉の展開と同時に咲きます。花柱無毛、葉柄無毛。花柄無毛、花序に柄があります。 Cerasus jamasakura (Siebold ex Koidz.) H.Ohba
View Articleキンキマメザクラ(バラ科)
植物園でキンキマメザクラが咲いていました。別名ヤマヒガン。和名は近畿地方に見られる小型の桜という意味から。 小花柄に短い毛があります。 Cerasus incisa (Thunb.) Loisel. var. kinkiensis (Koidz.) H.Ohba
View Articleニッコウザクラ(バラ科)
植物園で花の小さなさくらが咲いていました。ニッコウザクラという札がかかっていました。チョウジザクラとカスミザクラの推定雑種ということです。花柄やガクは有毛です。 Cerasus x tschonoskii (Koehne) H.Ohba
View Articleコスミレ(スミレ科)
公園の階段でコスミレの葉がたくさんでていました。花を見ようと何回か行きましたが閉鎖花しかついていませんでした。もう咲いているかしらといきましたが、花の咲いている株はありませんでした。日当たりが悪いからでしょうか。...
View Articleオオシマザクラ(バラ科)
市内の公園でオオシマザクラが咲いていました。名前の由来は伊豆諸島の大島などに多く産することによります。花は白くて大きいです。桜餅に利用されます。 花柄やガク筒は無毛です。花序の柄はは1.5~2.5cm。花柄は2~4cm。 Cerasus speciosa (Koidz.) H.Ohba
View Articleエドヒガン(バラ科)
植物園でエドヒガンが咲いていました。淡い色できれいです。春の彼岸のころに咲き東京に多く植えられていたことからエドヒガンといわれます。花柄や萼に毛があります。萼筒はまるくふくらみ上部がくびれた壺形です。 Cerasus itosakura (Siebold) Masam. et S.Suzuki var. itosakura f. ascendens (Makino) H.Ohba et...
View Article星田園地のタチツボスミレの仲間
園地でスミレさん達がきれいに咲いていました。タチツボスミレ節は地上茎のあるスミレで、子房に毛がなく、托葉が櫛の葉のように裂けます。タチツボスミレは花の色が薄く、距がほっそりしています。ナガバノタチツボスミレは上方の葉は細長いです。花はタチツボスミレより色が濃いです。 ニオイタチツボスミレは花が紅紫色で中心の白色が目立ちます。花茎に微毛があります。いい香りがします。 タチツボスミレ Viola...
View Articleシハイスミレ(スミレ科)
園地でシハイスミレの花が咲いていました。花は淡紅色から紅紫色。側弁は毛がなく、距が細いです。 葉の下面は紫色を帯びることが多いです。 Viola violacea Makino var. violacea Viola スミレ属。本属の植物の古ラテン名を属名にしています。violacea 紅紫色の
View Articleツチアケビ(ラン科)
ツチアケビの幼苗がでていました(宝塚)。別名キツネノトウガラシ。これはな~に?と思いましたが、4年前の夏に同じ場所で果実の写真を撮っていました。 和名は果実の形をアケビの実とみたてたものです。 Cyrtosia septentrionalis (Rchb.f.) Garay septentrionalis 北の
View Articleウワミズザクラ(バラ科)
林内でウワミズザクラが咲いていました(宝塚)。葉の展開後に開花します。総状花序に白い花が多数密集してつきます。花弁5.雄しべは約30個、花弁より長く突き出ます。 樹皮 Padus grayana (Maxim.) C.K.Schneid.
View Articleミツバツチグリ(バラ科)
日当たりのいい道端でミツバツチグリの花が咲いていました(宝塚)。葉は3小葉よりなります。 おしべ20、めしべ多数 Potentilla freyniana Bornm.Potentilla キジムシロ属。potens(強力)の縮小形。
View Articleハナウド(セリ科)
河原の林内でハナウドが咲いていました。花序の中心部の花は小さく、まわりの花は外側に向かった花弁が大きいです。 葉は3出複葉または単羽状複葉です。 Heracleum sphondylium L. var. nipponicum (Kitag.) H.Ohba
View Articleオドリコソウ(シソ科)
ワーイ!河原でオドリコソウの群落が! 花冠の下半部は筒となり、上半部は深裂して上下2唇となります。上唇は裂けず下唇は3裂、中央裂片が大きく先が浅く2裂します。がくは深く5裂、裂片の先は細くとがります。 Lamium album L. var. barbatum (Siebold et Zucc.) Franch. et Sav.
View Articleミゾコウジュ(シソ科)
ワンドでミゾコウジュの花が咲いていました。花冠は淡紫色、2唇形です。 葉は楕円形で面に細かいしわがあります。 Salvia plebeia R.Br.
View Articleベニバナツメクサ(マメ科)
道端でベニバナツメクサが咲いていました。ヨーロッパから西アジア原産。茎の先端に円柱形の果穂をだし、濃赤色の小型の蝶形花を密につけます。 全体に白い軟毛を布きます。葉の基部には筒状の托葉があります。小葉は3枚です。 Trifolium incarnatum L.
View Articleマルバウツギ(アジサイ科)
植物園でマルバウツギの花が咲いていました。葉は卵形、花序のすぐ下の葉は無柄、基部がハート形で茎を抱きます。 花糸の翼は上部にいくほど細くなります。 Deutzia scabra Thunb. var. scabra
View Articleコジキイチゴ(バラ科)
谷道でコジキイチゴの花が咲いていました。茎には紅紫色の腺毛が密生し、紅紫色の鉤状の棘がまばらに混じります。紅紫色の腺毛がインパクトがあります。花のつかない1年目の茎の葉は奇数羽状複葉で2~4対つきます。花のつく枝の葉は小形で3小葉になります。 萼片は尾状に尖り花弁より長いです。萼の外面や花柄には長い腺毛が密生します。 Rubus sumatranus Miq.
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