ナワシロイチゴ(バラ科)
ナワシロイチゴの花がついていました。花弁は紅紫色。満開時にも萼だけ開いて花弁はとじたままです。よく見ると少し開いたところから雌しべが見えます。 小葉は丸くふつう3個付きます。葉裏は白いです。 Rubus parvifolius L. Rubus キイチゴ属。本属植物のラテン名に由来。
View Articleコバノズイナ(ズイナ科)
コバノズイナの花が咲いていました。北アメリカ東部原産。枝先に長さ10cmほどの総状花序をだし、白色の小さな花を多数つけます。花弁,萼片は線形です。雄しべ5、雌しべ1。 Itea virginica L.
View Articleクロガネモチ(モチノキ科)
近所のクロガネモチに花が咲いていました。雌雄別株。 雌花。子房は球形、 花柱はなく柱頭が直接子房の上にのっています。子房の周囲に退化した雄しべがあります。 Ilex rotunda Thunb.
View Articleソヨゴ(モチノキ科)
園地でソヨゴの花がさいていました。雌雄別株。本年枝の葉腋から長い柄をだし白色の小さな花をつけます。花弁4~5、萼片4~5。雄花序の柄は1~2cm、3~8個の花を散形状につけます。雄花には完全な雄しべが4~5と退化した雌しべがあります。 雌花は3~4cmの柄の先にふつう1個つきます。雌花には雌しべと退化した雄しべがあります。子房は球形、花柱はほとんどなく、柱頭は1個です。 Ilex...
View Articleショウジョウバカマ(シュロソウ科)
園地のショウジョウバカマの花被片が黄緑色になっていました。花糸が残っています。よく見ると糸状の種が見えます。 花茎は去年の葉の中心からでます。葉を見ると縦の脈がはっきりしています。 Heloniopsis orientalis (Thunb.) Tanaka
View Articleイヌツゲ(モチノキ科)
林縁にイヌツゲの花が咲いていました。雌雄別株。雄花は散形花序に2~6個つきます。雄花は完全な雄しべ4個と退化した雌しべがあります。花弁4、萼片4。 雌株はないかと探していたらありました!雌花は葉腋に1個ずつつきます。子房は緑色で半球形。柱頭4裂。退化した雄しべ4。 Ilex crenata Thunb. var. crenata
View Articleイジュ(ツバキ科)
非常事態宣言解除で大阪市立付属植物園が再開園しました。早速行ってみるとちょうどイジュの花が咲いていました。ワーイ!!別名ヒメツバキ。奄美大島以南に分布します。 花弁は5~6。雄しべ多数、花糸は淡黄色。雌しべ1。子房は毛におおわれます。 Schima wallichii (DC.) Korth. subsp. noronhae (Reinw. ex Blume) Bloemb.
View Articleヤマアジサイ(アジサイ科)
谷沿いの道を歩いているとヤマアジサイがあちこちで咲いていました。別名サワアジサイ。両性花のまわりを装飾花が取り囲みます。はじめ白色~淡青色、のちに淡紅色に変わるものが多いです。 Hydrangea serrata (Thunb.) Ser. var. serrata
View Articleイヌハッカ(シソ科)
庭で何本かでてきましたが名前がわかりません。何かしらと見ていると花が咲きました。イヌハッカです。別名キャットニップ。ヨーロッパ原産。 葉はもむと香りが強いです。かじると辛みがあります。葉は三角形で対生、茎の下部のものには長い柄があります。 Nepeta cataria L.
View Articleイヌコモチナデシコ(ナデシコ科)
公園の駐車場でイヌコモチナデシコが咲いていました。ヨーロッパ原産。薄紅色の5弁花を苞片の間からだします。花弁の先端は2裂します。 Petrorhagia dubia (Raf.) G.López et Romo
View Articleオオルリソウ(ムラサキ科)
林道でオオルリソウの実ができていました。茎に圧毛があります。葉は鋭頭です。 分果は鈎状の棘があります。よく見るときれいです。花冠は淡青紫色、5裂します。 Cynoglossum furcatum Wall. var. villosulum (Nakai) Riedl
View Articleノコギリクワガタ(クワガタムシ科)
アベマキを見てるといろいろ虫が集まっています。ノコギリクワガタがたくさんいます。ワーイ!オオスズメバチもブンブン羽音をたてています。サトキマダラヒカゲもいます。
View Articleシラキ(トウダイグサ科)
谷道を歩いているとシラキに実がついていました。蒴果。三角状扁球形で、花柱が残ります。10月~11月に黒褐色に熟して3裂します。 Neoshirakia japonica (Siebold et Zucc.) Esser
View Articleカギカズラ(アカネ科)
谷道でカギカズラがでていました。別名カラスノカギヅル。鉤が2個でる節と1個の節が交互になります。若い鉤は葉柄の付け根に線形の托葉がでます。 あちこちに幼苗がでていました。 Uncaria rhynchophylla (Miq.) Miq.
View Articleゴンズイ(ミツバウツギ科)
園地の林道でゴンズイの赤い袋果が目立っていました。別名ゴゼノキ。熟して裂開すると中に黒い種子が1~2個入っています。 Euscaphis japonica (Thunb.) KanitzEuscaphisゴンズイ属。eu(良い)+scaphis(小舟)
View Articleヤノネシダ(ウラボシ科)
川沿いの林道にヤノネシダがついていました。ヤノネは葉身の形が矢の先につける矢の根ににていることによります。葉は三角形、ほこ形。根茎ははいます。ソーラスは円形です。 Leptochilus buergerianus (Miq.) Bosman
View Articleムカゴニンジン(セリ科)
道端の湿気たところでムカゴニンジンが咲いていました。花弁5、雄しべ5。 中部以上につく葉は3小葉です。葉腋にミニのむかごがついていました。 Sium ninsi L.
View Articleキクバヤマボクチ(キク科)
川沿いの道でキクバヤマボクチのつぼみがついていました。総包は球状釣鐘型。総包片は多列で先はほとんど刺状です。 下部の葉は掌状に羽裂します。下面は白い綿毛におおわれます。 Synurus palmatopinnatifidus (Makino) Kitam. var. palmatopinnatifidus
View Articleコアゼガヤツリ(カヤツリグサ科)
団地の土手でコアゼガヤツリがでていました。いつもはもっと小さいのですが草刈りのタイミングが良かったのかいつもよりは成長していました。別名オオミズハナビ。小穂は扁平、果実は三稜形です。 Cyperus haspan L. var. tuberiferus T.Koyama
View Article