ノコギリシダ(メシダ科)
川沿いの道ででノコギリシダが生えていました。ノコギリは羽辺の切れ込みをのこぎりの歯の様子に見立てたことによります。羽片の基部前側に著しい耳垂があります。下部の側羽片は有柄です。 ソーラスは中肋よりにつきます。包膜はチャセンシダ型で全縁。ふつう耳垂にソーラスはつきません。 Diplazium wichurae (Mett.) Diels
View Articleナガバヤブソテツ(オシダ科)
川沿いの道でナガバヤブソテツが生えていました。ナガバは羽辺が長いことによるらしいです。羽辺の基部がくさび型です。羽辺の先端に鋸歯がありません。 包膜の中心が黒いです。オニヤブソテツより黒い部分が大きいです。 Cyrtomium devexiscapulae (Koidz.) Ching
View Articleカワセミ(カワセミ科)
近所の公園の小さな池にカワセミがきていました。そんなに珍しい鳥ではありませんが、色彩が美しく会えると嬉しいです。池の上でホバリングしたり水面に急降下したりしていました。魚がいるのでしょうか? 人が歩いてきたので羽を広げて飛ぼうとしています。
View Articleソシンロウバイ(ロウバイ科)
今年も近所のお宅のソシンロウバイを楽しませていただきました。いい香りが漂ってきます。中国原産。 花被片多数。ロウバイより花が大きく内側の花被片が黄色です。雄しべ5-6。 Chimonanthus praecox (L.) Link f. concolor (Makino) Makino Chimonanthus cheimon(冬)+anthos(花)praecox 早咲きのconcolor 同色の
View Articleロウバイ(ロウバイ科)
近所のお庭でロウバイの花が咲いていました。ソシンロウバイに比べ、ロウバイの方が花が一回り小さく、花被片も細長いです。 内側の花被片は小さく暗褐色、外側の花被片は黄色です。 Chimonanthus praecox (L.) Link Chimonanthus ロウバイ属。cheimon(冬)+anthos(花)praecox早咲きの
View Articleホソバヤマヤブソテツ(オシダ科)
園地にホソバヤマヤブソテツが生えていました。ホソバは羽片の幅が細いことによります。羽片の幅が狭く数が多いです。葉表は艶がなく青みを帯びます。 ソーラス
View Articleイヌガシ(クスノキ科)
植物園でイヌガシの花の赤色が目立っています。 雌雄別株ということですがこれは両性花に見えます。 Neolitsea aciculata (Blume) Koidz.Neolitsea シロダモ属。neos(新)+Litsea(ハマビワ属) aciculata は針状の
View Articleサンシュユ(ミズキ科)
植物園でサンシュユのつぼみが大分ふくらんでいました。お花の時期も華やかですがこの姿も可愛いです。花は葉が展開する前に開花します。花芽は総包片に包まれ基部に小さな芽鱗が2個つきます。 Cornus officinalis Siebold et Zucc. Cornus ミズキ属。 cornu(角)に由来。officinalis 薬用の
View Articleサンシュユ(ミズキ科)
植物園でサンシュユの花が咲いていました。 散形花序の基部には総包片が4個つきます。花弁4、雄しべ4、花柱1。花柱の基部には花盤が発達します。 Cornus officinalis Siebold et Zucc. Cornus ミズキ属。 cornu(角)に由来。officinalis 薬用の
View Articleクスドイゲ(イイギリ科)
林道を歩いているとクスドイゲがでてきました(淡路島)。近所の植物園のクスドイゲに比べ日当たりもよく元気そうです。イゲは棘のこと。ハリネズミの古名をクサフといい、クサフノイゲからクスノイゲ、さらにクスドイゲへ変化したということです。 側枝が変化した棘があります。太くて痛そうです。 Xylosma congesta (Lour.) Merr. Xylosma...
View Articleキヅタ(ウコギ科)
林道でキヅタがあちこちにでていました(淡路島)実が熟していました。葉は掌状に浅く3~5裂します。 花序のつく枝の葉は倒卵形または楕円形で、分裂しません。紫黒色に熟します。先端に花柱が残ります。 Hedera rhombea (Miq.) Bean
View Articleコブクザクラ(バラ科)
植物園でコブクザクラが咲いていました。秋から冬にかけてと春の年2回開花します。1つの花に果実が1~3個なることから子福桜と名付けられたということです。 よく見ると子房が2つふくらんでいました。
View Articleタムシバ(モクレン科)
タムシバのお花を見たくて行きました(宝塚)。タムシバはたくさんありますが上の方でしか咲いていません。 歩いているとやっと近くでお花が見れました!ワーイ!花弁6、がくは3。花の下に葉はありません。 Magnolia salicifolia (Siebld et Zucc.) Maxim.
View Articleザイフリボク(バラ科)
団地でザイフリボクのお花が咲いていました。上にかぶさってた木が台風で倒れ明るくなったためか花づきが良くなっているようでした。花弁5、雄しべ20、花柱5 Amelanchier asiatica (Siebold et Zucc.) Endl. ex Walp.Amelanchier ザイフリボク属。Savoyの土名。asiaticaはアジアの
View Articleタチツボスミレ(スミレ科)
谷道のあちこちでタチツボスミレが咲いていました(河内森)。地上茎があり托がくし状になります。花の色は淡紫色です。距はやや細長く紫色を帯びます。側弁は無毛です。葉は心形です。 Viola grypoceras A.Gray var. grypoceras
View Articleマルバアオダモ(モクセイ科)
植物園でマルバアオダモが咲いていました。両性花の株と雄の株があります。 花冠は4全裂、裂辺は線形。雄花にはおしべ2、両性花には雌しべ1、雄しべ2。子房は黒っぽいです。 Fraxinus sieboldiana Blume
View Articleムラサキサギゴケ(サギゴケ科)
淀川の河川敷でムラサキサギゴケがたくさん咲いていました。花冠は上下2唇にわかれます。上唇の切れ込みがトキワハゼに比べ深いです。おしべ4、めしべ1、めしべの先は2裂し、柱頭運動をします。下唇にはこん棒状の毛があります。根元から長い走出枝をだします。 Mazus miquelii Makino var. stolonifer (Maxim.) Nakai Mazus...
View Articleトキワハゼ(サギゴケ科)
河川敷でトキワハゼが生えていました。ムラサキサギゴケに比べ走出枝を出さず、花冠は一回り小さく、下唇は白っぽい、上唇の切れ込みが浅いです。 Mazus pumilus (Burm.f.) Steenis
View Articleハンカチノキ(ヌマミズキ科)
植物園でハンカチノキの花序がついていました。見事です!!中国の湖北、四川、雲南省に分布。緊急非常事態宣言のため閉園になると思い植物園を訪れましたがちょうどいいタイミングでした。満員電車は走っているのにのに植物園が閉鎖とは?!あれ!まあ! 雌雄同株。花序の基部には白いハンカチのような総苞片2個が球形の花序を包みます。花序には両性花が1個と雄花が多数つきます。 Davidia...
View Articleホウチャクソウ(イヌサフラン科)
谷道でホウチャクソウが咲いていました(交野市)。花は枝先に1~2個垂れて咲きます。 花被片6、雄しべ6、雌しべ1。柱頭3裂。 Disporum sessile D.Don ex Schult. et Schult.f. var. sessile
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