ヘビノネゴザ(メシダ科)
巳年なのでヘビノネゴザを。和名は葉が叢生する姿がちょうどヘビが寝るのに良い場所であるとの連想によります。ちょうど鉄塔の下にでていました。夏緑性です。別名カナヤマシダともいい、鉱産物の指標植物とされます。鉤形の包膜を中間位置に付けます。 葉柄基部の鱗片には栗色の縞があります。 Athyrium yokoscense (Franch. et Sav.) H.Christyokoscense 横須賀産の
View Articleルスクス ヒポフィルム(クサスギカズラ科)
私市植物園でルスクス ヒポフィルムの花が咲いていました。わぁ!面白い!ナギイカダみたい。葉に見えているのは変化した枝(茎)で葉状枝(茎)といいます。花は葉状枝の表にも裏にもつきます。花弁6。 Ruscus hypophyllum
View Articleテンダイウヤク(クスノキ科)
神社の境内でテンダイウヤクがたくさん生えていました。中国原産。葉の表面は光沢があり、3脈が目立ちます。先端は尾状にとがります。葉裏は粉白色を帯びます。 冬芽。葉芽は紡錘形、基部を丸い花芽が囲みます。 Lindera aggregata (Sims) Kosterm.
View Articleコチョウラン(ラン科)
コチョウランをいただきました。とってもきれいです。なかなかじっくり見たことがなかったのですが、いい機会をいただきました。花弁3、萼片3、左右対称の形に咲きます。 雄しべと雌しべは合体し、ずい柱という器官に変化しています。ずい柱の葯帽をとると花粉塊があります。昆虫が花に入ることで花粉塊のふた(葯帽)が開き昆虫に花粉が付着、外へ運んでもらうという仕組みになっています。花粉塊を触ると固いです。 葯帽...
View Articleワルナスビ(ナス科)
黄色の実がついていました。枝には棘があります。これは何かと思ったらワルナスビで実が臭いですと教えていただきました。北アメリカ原産の多年草。液果は球形、黄色に熟します。 匂いが気になったので実を開けてみました。お漬物が傷んだような強烈な臭いがしました!! Solanum carolinense L.
View Articleキノクニベニシダ(オシダ科)
植物園のキノクニベニシダの芽立ちを見に行きました。キノクニは発見地が紀州であることによります。羽片は中軸にほぼ直角につきます。下向き第一小羽片はベニシダほど小さくならず中裂します。芽立ちは赤軸です。 Dryopteris kinokuniensis Sa.Kurata
View Articleヒメイカリソウ(メギ科)
植物園でヒメイカリソウが咲いていました。バイカイカリソウとイカリソウの自然交配種とされています。葉は2出3葉です。花弁4、距があります。 Epimedium trifoliatobinatum (Koidz.) Koidz.
View Articleコバノミツバツツジ(ツツジ科)
植物園でコバノミツバツツジがきれいです。 花冠は漏斗形、雄しべ10(7〜12)花糸は無毛、花柱無毛、子房には白色の長毛が密生します。 Rhododendron reticulatum D.Don ex G.Don
View Articleヒメスミレ(スミレ科)
植物園でヒメスミレが咲いていました。花は1cmくらい。葉身の基部は浅いハート形にくぼみ、両側が左右にはりだします。葉柄にひれがありません。家の近所で見るヒメスミレはひれがあり、花もそんなに小さくありません。これが正真正銘のヒメスミレだと納得しました。 Viola inconspicua Blume subsp. nagasakiensis (W.Becker) J.C.Wang et T.C.Huang
View Articleノミノハゴロモグサ(バラ科)
河川敷の駐車場で以前ノミノハゴロモグサを教えていただきました。どんな状態か見に行きました。元気に増えていました。別名イワムシロ。ヨーロッパ〜西アジア原産。葉は掌状に3深裂します。花弁のない黄緑色の小さい花をつけます。ちょうどお花が咲いていました。がく片4、雄しべ1、雌しべ1。 Alchemilla arvensis (L.) Scop.
View Articleハラン(クサスギカズラ科)
植物園でハランの花が咲いていましたと教えていただきました。家のハランの花を探してみました。花と緑色の果実がでていました。花は広いわん状、花被片8、はじめ緑色、後に紫褐色になります。 果実を切ってみると種が4個はいっていました。 Aspidistra elatior Blume
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